未来を斬り開く 関の刀匠の心意気
刃物の町、関市。切れ味の良いハサミや包丁などを手がけるメーカーが数多くあり、「世界三大刃物産地」として海外からも高い評価を受ける場所です。
関の刃物産業の始まりは、戦国時代の武士の誇り、日本刀。よく切れると評判を呼んだ関の刀は、全国の武将たちから認められました。
織田信長の抱え鍛冶として活躍した刀匠「藤原兼房」の名は現在、26代まで受け継がれています。日々鍛錬に向き合う26代藤原兼房さんを訪ねました。
訪ねた人:26代 藤原兼房さん
室町時代から続く刀匠藤原兼房の26代目。大学在学中から父・25代藤原兼房氏に師事して修行を始める。精力的に制作を行う傍ら、公開鍛練や人気アニメ作品とのコラボ制作、土産品の監修など、刀の魅力を広く伝えるための活動に取り組む。
発想豊か 陶都を映す美濃焼の真価
日本一の生産量を誇る「美濃焼」。伝統工芸品というイメージとは裏腹に、暮らしに溶け込む多種多様な色彩やデザインを持ち、私たちの日々の食事に彩りを与えてくれています。
そんな美濃焼の窯元として一目置かれる存在なのが、多治見市市之倉にある「幸兵衛窯」。歴史と品格を合わせ持つ幸兵衛窯の8代目加藤亮太郎さんは、自身が生まれ育った大地に生まれた伝統に真摯に向き合い、制作に取り組んでいます。
訪ねた人:加藤亮太郎さん
1804年に創業した幸兵衛窯の8代目。現在は多くの陶芸家がガスや電気の窯を用いる中、薪で燃やす穴窯を自ら築いて志野や瀬戸黒といった伝統的な美濃焼「桃山陶(ももやまとう)」の制作に精力的に取り組んでいる。
伝統から現代へ、受け継がれる岐阜和傘の魅力
美濃和紙や良質な竹が手に入りやすい場所であったことから、岐阜市では江戸時代から和傘の生産が受け継がれていました。昭和20年代の最盛期には年間1千万本以上を生産。洋傘の流通や、後継者不足などによって衰退していきましたが、令和4年3月に国の伝統的工芸品に指定されるなど、再びその魅力に注目が集まっています。伝統を受け継ぎながら現代の生活に合う新しい和傘を生み出す和傘職人の河合幹子さんに話を聞きました。
訪れた人:河合幹子さん
和傘ブランド「仐日和」代表。(一社)岐阜和傘協会監事。広告代理店や税理士事務所で勤務した後、27歳の時、叔父で老舗和傘問屋「坂井田永吉店」の店主からと誘われ、和傘職人の道へ。
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2023.04.21
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