広葉樹が茂る飛騨 宝の森でものづくり
森林が豊富で、古くから建築材や生活用品を木で作ってきた日本。均一でまっすぐな「針葉樹」は建築や家具に加工しやすく、積極的に植林が行われてきました。
一方で、曲がっていたり細い枝が多い「広葉樹」はあまり使われなくなります。秋には色鮮やかな紅葉となって私たちを楽しませてくれる広葉樹の森。これを活用しようと飛騨市で立ち上がったのが、浅岡秀亮さんが所属する「飛騨の森でクマは踊る」、通称「ヒダクマ」です。
訪ねた人:浅岡秀亮さん
飛騨市出身。民間企業で木工や家具デザインを経験した後、飛騨市と民間企業が共同で設立した「飛騨の森でクマは踊る(ヒダクマ)」に所属。「木のイノベーター」としてプロダクト開発や設計、制作、施工まで幅広く手がける。
レールマウンテンバイクで温故知新の旅
岐阜県の最北端、富山県との県境にある飛騨市神岡町は、かつて東洋一と称された鉱山の町です。明治から昭和にかけて発展しましたが、休鉱後は時代の変遷とともに賑わいが薄れ、2006年には神岡鉄道も廃線。
そんな廃線したレールをマウンテンバイクで走る「ガッタンゴー」は、神岡の豊かな自然も、どこか懐かしいレトロな町並みも楽しめるアクティビティ。運営事務局の田口由加子さんは、明るい笑顔で"古くて新しい町"の魅力を語ってくれました。
訪ねた人:田口由加子さん
「レールマウンテンバイク Gattan
Go!!(ガッタンゴー)」を運営するNPO法人神岡・まちづくりネットワーク事務局を担当。レールマウンテンバイクの開業には立ち上げから専属スタッフとして携わる。
世界遺産「白川郷」をもっと深く知る
世界遺産の白川郷荻町合掌造り集落。そこには、自然や歴史だけでなく、今もそこに暮らす住民の皆さんがずっと守り、受け継いできた「結」の精神が息づいています。
真冬の白川郷を訪れると、厳しい豪雪地帯で自然との共生に必要だった「協働の力」が、世界遺産につながったと感じさせられます。教育委員会の松本継太さんの話からは、住民の皆さんが日々の暮らしを守り続けていくことが、伝統文化を守ることにつながっているのだと伝わってきました。
訪ねた人:松本継太さん
白川村教育委員会の文化財係。修理技術者として村に移住した1998年から現在に至るまで、合掌造りの研究や保全、技術継承の活動に取り組む。
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