高山の町並みを歩いて触れる「飛騨の匠」の技
木の特性を見極め、木の性質を生かすことで、丈夫で見事な建築物や木彫りをつくってきた「飛騨の匠」。その技巧の高さは飛鳥時代から続く飛騨の木工職人の魂です。
多くの観光客が訪れる高山市内の古い町並周辺を散策すると、歴史的な建築物や寺院など、至る所に飛騨の匠の技を見ることができます。「飛騨の匠」の歴史から、ユネスコ無形文化遺産の高山祭の屋台、「飛騨の家具」に至るまでの技が培われたストーリーを、田中彰さんに聞きました。
訪ねた人:田中彰さん
高山市に生まれ、高山市教育委員会の文化財担当を30年勤める。飛騨国の歴史研究、埋没文化財の発掘調査、高山祭の屋台保存に従事し、現在は高山市史編纂専門員。
400年の時を刻んだ岩村城下町をぶらり旅
迫力ある石垣が残り、日本三大山城の一つである恵那市の岩村城。ふもとの城下町は当時の面影を残し、五平餅や和菓子店など、古くから親しまれるお店が並び、「女城主の里」としても知られます。
この城下町に店を構えて235年、名酒を生み出す老舗酒蔵「岩村醸造」の7代目・渡會充晃さんを訪ね、岩村の魅力と歩き方を聞きました。
訪ねた人
渡會充晃(わたらい・みつてる)さん
1787年創業の「岩村醸造」7代目当主。「賞のためだけでない、普段からおいしく飲める酒づくりを」としながら、全国新酒鑑評会で過去数度の金賞受賞。2021年にはフランスのソムリエが審査する日本酒コンクール「Kura
Master」純米大吟醸部門でプラチナ賞受賞。
発想豊か 陶都を映す美濃焼の真価
日本一の生産量を誇る「美濃焼」。伝統工芸品というイメージとは裏腹に、暮らしに溶け込む多種多様な色彩やデザインを持ち、私たちの日々の食事に彩りを与えてくれています。
そんな美濃焼の窯元として一目置かれる存在なのが、多治見市市之倉にある「幸兵衛窯」。歴史と品格を合わせ持つ幸兵衛窯の8代目加藤亮太郎さんは、自身が生まれ育った大地に生まれた伝統に真摯に向き合い、制作に取り組んでいます。
訪ねた人:加藤亮太郎さん
1804年に創業した幸兵衛窯の8代目。現在は多くの陶芸家がガスや電気の窯を用いる中、薪で燃やす穴窯を自ら築いて志野や瀬戸黒といった伝統的な美濃焼「桃山陶(ももやまとう)」の制作に精力的に取り組んでいる。
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