当館は団体客様の急な来館に直ぐに発券できるように常に準備しております。よって、特に予約申込をして頂く必要はありません。一応、団体用予約申込用紙PDF(印刷しFAXにて申込)は用意してありますが、使う必要はありません。
当館は江戸中期から続く中野家代々、特に、石油産業で日本経済に貢献し日本の石油王と言われた中野貫一と希代の美術品、盆栽収集家であった忠太郎を主とした様々な資料、遺品、美術品や庭園を含めた足跡を公開する為に設立されました。
この和歌は貫一が最晩年に自身の心境を詠んだもので、その後の和歌が無いことから辞世の句と言えます。
私もすっかり年老いてしまい、大したこともできなくなった。石油採掘に成功し今があるのは、神仏のご加護を受け、多くの人々に助けていただいたからに他ならない。授かった多くの恵みにいかに応えようか。
貫一は日本の石油王と称されましたが、決して奢ることなく、多方面に私財を寄付しました。中でも教育が日本の発展に欠かせないもの、国家の礎になるとの見地から、恵まれない若い世代の育英の為に、中野財団を設立し巨額の私財を寄付しました。
その意志は忠太郎にも引き継がれました。
続きを読む>>>