蓬左文庫(ほうさぶんこ)からのお知らせNEW お待たせしました!名古屋叢書(なごやそうしょ)4編-3「青窓(せいそう)紀聞(きぶん)巻十から巻十四」販売中!NEW 展示案内:企画展「能の世界-神・男・女・狂・鬼(しん・なん・にょ・きょう・き)-」令和5年4月15日(土曜日)から5月28日(日曜日)まで蓬左文庫(ほうさぶんこ)閲覧室内図録コーナーの「図録発行先一覧」を作成しました。蓬左文庫(ほうさぶんこ)について
尾張徳川家の旧蔵書を中心に和漢の優れた古典籍を所蔵する公開文庫です。現在の蔵書数は、約12万点。蔵書内容の豊富さが蓬左文庫(ほうさぶんこ)の特徴となっています。さらに、書籍だけではなく、尾張徳川家に伝えられた2千枚をこえる絵図も所蔵しており、名古屋の城下図から世界図におよぶ古地図や、屋敷図・庭園図など、多彩な内容の絵図が含まれています。
蓬左文庫(ほうさぶんこ)の歴史
蓬左文庫(ほうさぶんこ)にとって、尾張藩の書物倉である「御文庫」の創設が、その歴史の始まりといえます。
元和2年(1616)、徳川家康の死去により、その遺品の多くが、尾張、紀伊、水戸の御三家に分譲されました。このうち、のちに駿河御譲本(するがおゆずりぼん)と呼ばれる家康の蔵書については、3千冊が尾張家に譲られ、これを契機に、尾張藩の御文庫は形成されました。
尾張徳川家が、財団法人の設立を構想し始めるのは、明治末から大正初期あたりですが、「蓬左文庫(ほうさぶんこ)」の命名もこの頃のことです。19代当主徳川義親氏は、江戸時代以来の同家の蔵書にたいし、蓬左城(名古屋城)内にあった書物を伝える文庫という意味を込めて「蓬左文庫(ほうさぶんこ)」と名付けました。
続きを読む>>>