2月22日(木) 校長講話2月22日(木) 校長講話
「有終の美を飾る」という意味は、「最後の締めくくりをきちんとし、悔いを残さない」という意味です。皆さんにとって有終の美を飾るとは、具体的にどんなことでしょうか?私は、3つあると思います。
一つ目は、「勉強の締めくくりをする」ことです。それぞれの学年で学習することを確実に身に付けて次の学年に進級することです。3年生にとっては、義務教育9年間の学習の総まとめをして、卒業することです。そのために一番大切なことは、一時間一時間の授業に集中し、ポイントをしっかりと理解し、家に帰ってからは復習や予習などを継続してやることが必要です。人は一生学び続けるものです。今年学んだことがすぐ生きるものではないかもしれません。学ぶこと自身が私たちを成長させます。得意なところは一層伸ばし、苦手なところもあきらめないで少しずつ挽回していきましょう。
二つ目は、「自分自身を見つめる」ということです。特に、3年生は中学卒業後の進路を選択するに当たり、自分自身の特長や特技、将来の職業について深く考えたことでしょう。これから多くの皆さんが高校の入学試験に立ち向かいます。全力を尽くして目標を達成できるよう願っています。そして、一人ひとりが自分の進路を決定し、胸を張って卒業式に臨んでください。2年生や1年生も、自分の将来に向けた進路学習を進めていることと思います、ぜひこの機会に自分の将来のことについて、家族や友人と話し合ってみてください。そして、今後、学習や生活のどんなところに力を入れなければならないかを考えてみてください。
三つ目は、「場をきれいにする」ということです。つまり、1年間生活した教室や校舎、自分の机やいすなどをきれいにすることです。「立つ鳥跡を濁さず」という諺もあります。机の上の汚れや落書きをきれいに消し、床の汚れや窓ガラスをぴかぴかに磨くとともに、自分の心も磨いて、すがすがしい気持ちで卒業、進級しましょう。
以上、「勉強の締めくくりをする」「自分自身を見つめる」「場をきれいにする」と3つのことについてお話ししました。
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