芸術家の派遣事業09/20 14:419月の公募展409/19 23:55公募展結果1409/18 23:55
2018/09/20芸術家の派遣事業文化庁の事業である「芸術家の派遣事業」を活用して、1年生の芸術の授業で学芸員による鑑賞授業を実施します。(20日、21日、25日)例年、書道の授業で実施していましたが、今年度は新しい試みとして、美術と書道合同での授業となりました。
テーマは、「筆を用いた線の表情を楽しもう」。パワーポイントで鑑賞授業への導入を行い、「くらべてみる」練習をしました。ワークシートを用いて、作者の違う風神雷神図を見比べ、特に顔の表情に注目しながら違いを探しました。
また、出光美術館で開催した「歌仙と古筆」に展示された内容を取り上げ、時代とともに伝承されていく方法、描線の表情の違いやその役割などについて追究しました。美術(絵画)の場合は、虚構であるがゆえの魅力があるということがわかりました。
後半は、書道作品を使って筆で書くことの魅力を探りました。さらに、筆で「文字」を書くこと、筆で「絵」を描くことでは、どのような違いがあるのか確認しました。作品の筆の跡をじっと見て筆が運ばれていく軌跡を目で追い、「書いている」気分を想像しながら追体験するような気分で視線を進める。「読む」ではなく「見る」へ視野を広げて特徴的なリズムを診ました。
筆で書くこと、描くこと、書と絵画、線の表情を比べることで、鑑賞するたくさんのコツを学ぶことができました。
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