(2012年1月20日更新)
日本画家への旅立ち 若き日の加藤栄三・東一
平成24年1月11日(水)〜4月22日(日)
加藤東一「白暮習作」
10歳違いの兄弟であった加藤栄三・東一は、東京美術学校(現東京藝術大学)日本画科を卒業後、主に日展を作品発表の場として、美の追求という終着駅のない旅路を歩き始めました。その画風は、端的には柔の栄三・豪の東一との評価が多くありますが、二人の初期作品にはさまざまな画風が垣間見えます。若き日の栄三の作品は、岐阜空襲による焼失を免れた作品を集めて、また東一の作品は、美術学校入学のため必死に描いた細密画とともに、ご遺族から寄贈された若き日の素描(スケッチ)を展示し、栄三・東一芸術の原点を探ります。美の追求に対するひたむきさを感じとってください。
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