(2012年10月15日更新)
平成24年8月4日(土曜日)〜10月8日(月曜日)
『年内神事次第旧記』に「鹿なくては御神事はすべからず」とあるように、鹿は諏訪社の神事にとって、大変重要な「贄(にえ)」でした。近世までは御頭祭で諏訪上社前宮十間廊に鹿の首が75頭供えられていたといいます。また、肉食が忌避されていた中世・近世において、鹿肉は諏訪社では食べられており、「鹿食免」「鹿食箸」を持っていれば、鹿肉を食べと良いとされていました。猟師の間では「諏訪の勘文」が伝えられており、狩猟を行うことへの免罪符となっていました。企画展では、神事においての鹿や、鹿を中心とした信仰について展示しました。また、今回の展示では、葛井大夫矢島家で所蔵している「鹿食免版木」を初めて展示しています。(保管は八ヶ岳総合博物館)
神長官守矢史料館文書目録
2000円
250グラム
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