「下北沢病院リニューアル1周年を迎えるにあたって」
山口晃弘院長
下北沢病院は、おかげさまで、11月にリニューアルから1周年を迎えます。この1年、地域のイベントに参加したりホームページを立ち上げるなど、近隣の皆様に新しい当院を知っていただくため、様々な試みを行なってきました。こうした積み重ねが少しずつ実を結び、当初から目指してきた病院の姿に、緩やかながら近づきつつあると思います。
私たちが目指すのは、病気になってしまった時に治療を行なうだけではなく、その前の段階から健康の維持増進をお手伝いする、トータルヘルスケアステーション。そのための取り組みとして、まずは、この5月から「健診センター」をスタートしました。人間ドックとしてはもちろん、世田谷区の健診機関としても活用していただいています。
また、今は試験的運用の段階ですが、スポーツトレーナーと共に病院周辺をジョギングする「ランニングステーション」も取り組みのひとつ。これまでに、モニターを募って数回実施しました。メインは走ることで、病院はあくまでサポート的役割になりますが、ゆくゆくは参加者の骨密度や血管年齢といった、ランニング前の身体チェック等を行なえればと考えています。
さらに、当院には、都内のこの規模の病院としては珍しい大きさの「プール」があるのですが、その活用も構想中です。現在は、リハビリが必要な入院患者さんのためのエクササイズを行なっている他、ある大学ラグビー部の協力を得て、選手が怪我をした際の調整用として使ってもらっています。
続きを読む>>>