●1・2月分 (PDF:624KB)★「地域で伝える平和学習」を開催しました!
今年は、12月3日(火)には仙台市立愛子小学校、12月11日(水)には仙台市立錦ケ丘小学校、そして、12月13日(金)に仙台市立広瀬小学校にお邪魔し、3校の6年生を対象に行いました。3校時に全クラスの生徒が集まり、戦災復興記念館の職員から戦時中の人々の暮らしをテーマとしたオリエンテーションを受けました。仙台空襲で受けた被害の大きさや、戦時中はあらゆる物資が不足し、特に食糧はお米さえ手に入らなかったこと、空襲警報や警戒警報が夜にも鳴り響き、安心して眠ることができなかったお話など、児童たちは当時の様子を熱心に聴き入っていました。またモンペや、当時包帯としても使われていたゲートルの実物を見たり、防空頭巾は実際に触れて、かぶってみる児童もいました。どれも初めて見るものばかりで、児童たちは一つ一つとても興味深そうに観察していました。
4校時は各クラスに分かれ、地域にお住いの語り手から戦時中の生活の様子をお話していただきました。当時は、食糧が不足し、山菜やグミの実などを採って食べていたことや、お弁当では麦飯は良い方で、中には水だけの人もいたこと。靴はほとんど草履で、雨の日には靴も履かず学校へ通ったなどのお話を伺いました。一方のクラスでは、文房具や遊び道具など、何でも自分たちで工夫して作っていたことなど、様々な知恵を絞って暮らしていたことが語られ、児童たちは、自分たちが暮らす地域が、どのような歴史を辿ってきたのか、戦時中の子どもたちがどのような生活を送ったのかを、興味深く真剣に聴き入っていました。
質問の時間には、「戦時中一番大変だったことは。」や「自分たちが暮らすこの地域はどんな様子だったのか。」など、たくさんの質問の手が挙がりました。授業の最後には語り手の「皆さん自分の意見を言い合い、相手と話し合うことが大切です。友達と仲良くして平和な世界をつくってください。」との言葉に、改めて平和の大切さを実感した様子でした。
★「関山街道・さくらフォトコンテスト写真パネル展」を開催しました!
12月3日(火)からマイギャラリーinひろせにおいて、「関山街道・桜フォトコンテスト写真パネル展」を開催しました。地域の自然や歴史、文化・風土等の豊かな資源を掘り起こし活用しながら、地域再発見と地域活性化を目的に活動する関山街道フォーラム協議会。協議会が4月から募集した「関山街道・桜フォトコンテスト」の入賞作品など約80点を展示しました。関山街道沿線(宮城地区内)に咲き、様々な場所と角度から、そして現在・過去に渡る素敵なさくらの写真作品の数々は、来場者の皆さんに、ひと足早く春の暖かな気持ちを運んで来たようです。
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