寺島貞志―青春のリアリズム―展
1905年、石川県に生まれた寺島貞志(てらしま ていし)は、20歳で二科会の急進的グループ「造形」に参加。その後、パリとモスクワで絵を学び、社会主義リアリズムの画家として活動します。25歳のときに描いた女子青年共産同盟員を意味する「コムソモルカ」は、健康的な労働者の若い娘を生き生きと描き、日本プロレタリア美術が生んだ秀作とされています。戦後、寺島は、妻の実家があった花巻市に移り住み、1983年77歳で亡くなるまで、岩手花巻周辺の農村風景や風物を描き続けました。
戦前にはプロレタリア美術の画家として、時代を映し出す作風であったものが、戦後は大自然と向き合い、牧歌的風景を描きだす農村画家として歩みんだ寺島。今回は、その前期である戦前、戦中作品に焦点をあて、躍動する表現性を検証します。
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