2024.09.23
2024.09.23
2024.09.22
ミニコーナー期間限定『アラン・ドロンさん追悼 映画ポスター展』2024.09.22企画展 「八神城と毛利氏 ~清和源氏を祖とする名家の歴史をたどる~」のお知らせ企画展「八神城と毛利氏 ~ 清和源氏を祖とする名家の歴史をたどる ~」のお知らせ
廃線となった名古屋鉄道竹鼻線八神駅跡(羽島市桑原町)から南へ300mほど行くと、一見してイチョウの大木が目にとまる。ここが在地の領主として明治維新まで400余年間にわたって領地を守ってきた家柄の毛利氏の八神城館跡である。
毛利氏は清和源氏の嫡流と言われ、室町時代には尾張国長岡荘石田郷の郷司(地頭)であり、石田城(現下中町)の構えをもち、当地の土豪としてこの地を治めていた。その後、美濃国守護の土岐頼芸をはじめ、織田信秀・信長・信雄の三代、羽柴秀吉、池田輝政、そして徳川家康などの武将に随身した。石田の地から八神に居城を移したのは、安土桃山後期から江戸初期と考えられている。その間、毛利掃部介廣盛とその子小三郎廣次の功績は大きく、関ヶ原合戦には徳川方に味方し、この年の慶長5年(1600)霜月に家康より所領三千石を安堵されている。次いで、大坂の陣においては美濃勢として参加し、河内国牧方に出陣し徳川家に貢献する働きをしてきた。
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