学芸ノートB版 2024-10 小さなメダルが語るもの ― 文芸委員会賞牌
現在、長岡の近代美術館で開催中のコレクション展「近代美術館の名品」では、令和5年度の新収蔵作品を展示していますが、その中の一つ、メダル作品《文芸委員会賞牌》の辿った数奇な来歴を紹介したいと思います。
作者である中之島長呂(現長岡市)出身の彫刻家・武石弘三郎は、ベルギーに留学し、肖像彫刻の第一人者として活躍しました。ベルギーより帰国してすぐ、森鷗外が主催した《松本順・石黒忠悳像》の制作を引き受けて以降、鷗外と交流を深めていきます。1911年(明治44)10月、賞牌の制作を...
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