少し立ち止まって!
~新たな一面の発見~
机上に決裁文書がたまってくる、期日が迫った案件がある…こんな時はどうしても、目の前の仕事を片付けることが優先され、周りの状況が見えなくなってしまいます。余裕のない私からは「
忙しいオーラ
」が発せられています。おそらく、周囲を不快にすることはあっても、いい気持ちにさせることはまず、ありません。これまでの経験上、私は早く仕事を片付けるため、パソコンに向きあいたくなる自分を感じたときは、「
一息ついて、立ち止まれ!
」と自身に言い聞かせることにしています。鏡で自分の顔を見て「ほらね。やっぱり厳しい顔をしている。」とふり返り、少しずつ心を落ち着かせます。誰かと会うときはパソコンの画面を閉じて、相手の目をじっくりと見て、言葉にならないその人の思いを理解するように努めます。これは、相手が大人だろうと子どもだろうと変わりません。ICT化が急速に進展し対面ではなく、画面越しに会話できることが当たり前の時代となりました。しかし直接、顔を見合わせて会話したり、同じ場所で共通体験をしたりすることで、画面越しには感じられなかったその人の温かさや優しさ、すばらしさなどを知ることができると私は思います。さらに自分とは違う、いろいろな見方や考え方があることも発見できます。そう考えると、子どもたちが学校という場において対面で、生活することに
学校の存在意義
というものを私は強く感じます。人の温かさやいろいろな見方・考え方を発見するためには、片手間ではなくじっくりと相手に向き合うことが必要最低条件になります。だから、学校こそ、慌ただしく時間が流れていくのではなく、子どもとじっくり向き合える環境をつくっていく必要があると感じています。ご家庭においても、忙しい毎日の中ではあるかと思いますが、ほんの少しの時間でも手を止めてお子さんの目を見て、じっくり話を聴いてあげてください。もしかしたら今まで知らなかったお子さんの新たな一面を発見できるかもしれません。
3月5日
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■2025年3月5日
ゆりかもめⅡ No.213
■2025年3月4日
ゆりかもめⅡ No.212
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