高岡市万葉歴史館 2012年5月の記事

... ▼講師 高岡市万葉歴史館 統括研究員 新谷秀夫 ▼入場料 無料 ▼申込方法 先着順、定員20名 ▼お申込み いきいき富山館 観光担当 （電話）03-3231-5032 ③キトキト落語 夏場所 越中富山の噺売りこと三遊亭良楽師匠の落語をお楽しみに！ ６月１９日 ...

... 公園（休憩）⇒ 大和川ふれあい公園（昼食）⇒ 龍田（たつた）大社〔講師講話〕（解散：午後２時３０分頃予定） 講 師 高岡市万葉歴史館館長・奈良女子大学名誉教授 坂本 信幸 氏 （万葉学会編集委員、奈良県立万葉文化館評議員等を務めておられます。 ...

春のうちの　楽しき
終
へは　梅の花
手折
たを
り
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あしひきの　山きへなりて
遠
とほ
けども　心し
行
ゆ
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垂姫
たるひめ
の　浦を
漕
こ
ぐ舟
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妹
いも
に似る　草と見しより　わが
標
し
めし
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つれもなく
離
か
れにしものと　人は言へど
逢
あ
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ほととぎす
夜
よ
鳴きをしつつ　わが
背子
せこ
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白玉
しらたま
の
見
み
が
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山吹
やまぶき
を　やどに植ゑては　見るごとに　思ひは
止
や
まず
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二上
ふたがみ
の
峰
の
上
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ほととぎす
夜
よ
鳴きをしつつ　わが
背子
せこ
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家
いへ
に
行
ゆ
きて　何を語らむ　あしひきの　山ほととぎす
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木
こ
の
暗
くれ
に　なりぬるものを　ほととぎす　なにか
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多祜
たこ
［＃「示＋古」、Unicode: 795C］の浦の　底さへにほふ
藤波
ふぢなみ
を　かざして行かむ　見ぬ人のため
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渋谿
しぶたに
の　崎の
荒磯
ありそ
に　寄する波　いやしくしくに　いにしへ思ほゆ
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ぬばたまの
夢
いめ
にはもとな
相見
あひみ
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ほととぎす　聞けども
飽
あ
かず
網
あみ
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ほととぎす　今
来鳴
きな
きそむ　あやめ
草
ぐさ
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我
れのみに　聞けばさぶしも　ほととぎす
丹生
にふ
の
山辺
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渋谿
しぶたに
を　さしてわが
行
ゆ
く　この浜に
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時（とき）
ごとに　いやめづらしく　咲く花を　
折（を）
りも折らずも　見らくし
良（よ）
しも
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山吹（やまぶき）
を　やどに植ゑては　見るごとに　思ひは
止（や）
まず　
恋（こひ）
こそ増され
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浜（はま）
辺（へ）
より　わがうち
行（ゆ）
かば　
海（うみ）
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卯（う）
の
花（はな）
の　咲く
月（つき）
立（た）
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山吹（やまぶき）
の　花取り持ちて　つれもなく　
離（か）
れにし
妹（いも）
を　しのひつるかも
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あらたまの　年かへるまで　
相見（あひみ）
ねば　心もしのに　思ほゆるかも
（巻17-3979）
（あらたまの）年が改まってしまうまで逢っていないので、心もうちしおれるばかりに妻のことが恋しく思われてならない。

常（つね）
の
恋（こひ）
　いまだ
止（や）
まぬに　都より　馬に恋
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我（わ）
が
門（かど）
ゆ　鳴き過ぎわたる　ほととぎす　いやなつかしく　聞けど
飽（あ）
き
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家（いへ）
に
行（ゆ）
きて　何を語らむ　あしひきの　山ほととぎす　
一声（ひとこゑ）
も鳴け
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