箱根関所よもやま話?【湯殿(ゆどの)】
2013/2/10 [Sun] 10:28
関所大番所湯殿内部のタライと桶
湯殿は、風呂場です。ただし箱根関所の風呂場の中には、大きなタライがあるだけです。またこのタライにお湯を入れても、そのお湯に浸からず、お湯を掛けて布で体を拭いていたようです。江戸時代も現在と同様お湯に浸かることが一般的でしたのに、お湯が貴重だったのでしょう。
往時(江戸時代)、箱根の山中は関所破りを防ぐため、一切踏み入ることのできない場所でした。そこで、箱根宿の村人は、日々の焚き木に困っていたと言います。
現在の箱根関所付近には、温泉旅館等が数多くありますが、往時でも、湯本・塔之澤(とうのさわ)・堂ヶ島(どうがしま)・宮ノ下・底倉(そこくら)・木賀(きが)・芦之湯(あしのゆ)に温泉場があり、これら七つの温泉場は「箱根七湯(ななゆ)」と呼ばれていました。昔は温泉に行くことを「湯治(とうじ)」といいました。湯治とは湯で治す、つまり温泉に入って病気を治すことです。病気を治すため滞在期間も長く7日間を1廻(めぐ)りといって、湯治というと3廻り(21日間)が常識でした。
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