中体連の総体が16日(日)で一区切りつきました。あとは水泳の大会が7月6日(土)に浜川プールで行われて、高崎市の大会が終わります。応援ありがとうございました。
さて、17日(月)に人権週間の始まりに先立って、校長から講話を行いました。18日(火)から21日(金)までの期間、人権週間となります。この人権週間は前期と後期の年2回にわたり実施されます。今回は前期人権週間にあたり、各学年、クラスで人権尊重を基盤とした教育活動を展開します。その一つに「ハッピーハートツリー運動」と称し、友だちの良いところや善い行いを積極的に見つける活動があります。桜の花びらに見立てた用紙に言動を書き込み、枯れ枝の桜の木に貼っていき、その木を桜の花で満開にするという試みです。意識して、周りを見る、気付くという点で、大変いいことだと思います。
講話では、人は誰でも一人ひとりがかけがえのない存在として尊重され、豊かに健康で幸せな生活を営む権利を基本的人権と言い、何人も侵害されるものではないと言う話から始めました。人権は日常の何気ない人と人との関係性の中に存在し、身近にいればいるほどその関係性ゆえに、一人の人間としての尊重がおろそかになりやすく、土足で踏み込んでしまいがちです。その中で、周りにいる友人や仲間には周りから見えにくい、生きづらさを感じている人もいるかもしれないので、外見で決めつけたり、自分勝手な思い込みや信じ込み、何かのカテゴリーで人を判断したりするのではなく、一人ひとりが考え方や感じ方も違う人間であることを理解し、向き合うことが人権を考えていく第一歩であると考えます。私たちは日常生活の中で、見えていないだけ、気付いていないだけであり、知らないということは、無意識のうちに偏見や差別を生み出してしまう要因にもなってしまう懸念があります。本当に大切なことは案外見えないことが多いからです。人権感覚を磨くためには、出来事を他人ごととしてではなく、自分のこととしてとらえ、一人ひとりが人権尊重の推進役であることを、日常生活を通して実戦していく以外ありません。生徒がこの前期・後期の人権週間を通して、ぜひ、誰もが自分らしく、多様な考えを認め合って生きていく社会の担い手になってほしい、「ココロ」で物事を見つめられる人になってほしいと願い、前期人権週間の始まりの話としました。
人権週間の様子
家庭科の調理実習
中体連 バレー大会
無音清掃
人権講話
中体連陸上大会2
中体連陸上大会
人権週間の様子
中体連陸上大会2
中体連陸上大会