最新更新日:2012/09/11
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強いチームの条件
強いチームの条件
野球やサッカー、バレーボールやバスケットはもちろん、個人競技の卓球でも、自分に与えられたポジションというものがあります。卓球の団体戦は6人で戦いますが、スター選手が一人・二人いれば絶対勝てるというものではありません。強いチームを作るには、全員が同じメニューで基礎練習を繰り返すことです。地味な練習を嫌い、高等な技術を誇示して派手なアクションを見せつけたり、これ見よがしのパフォーマンスをふりまいたりする選手は真っ先にレギュラーから外れていきます。全員が同じレベルに達したところから、初めてチーム編成が行われます。チームというのは同じ志を持った「同士」なのです。
ポジションの決定は各選手の個性に関わってきます。攻撃的な選手も必要ですが、それ以上に守備を得意とする選手が必要です。感情を前面に出してムードを盛り上げる選手がいるかと思えば、苦戦に動じないポーカーフェイスが不思議な安定感を発信して、チームの危機を救うことだってあります。強いチームというのは「同じ志を持った違う個性」が構成要素になります。攻撃型の選手を強くするには、ブロックのうまい選手と練習することが早道だし、ドライブを強化するにはカットマン(守備主戦型)にひたすら拾ってもらうことが不可欠です。つまり、戦型の違う者同士が、お互いの得意技を出し合いながら高め合い磨き合うことで一流のチームへと変貌していくのです。俺だけ目立ちたい、俺がヒーローだ!などと、得意になっている選手が一人でもいるチームは、絶対に県大会を勝ち抜けません。これは本当です。
一番象徴的なのはダブルスで、校内ランキングの1位と2位の選手(両方攻撃型)が、ダブルスを組んで決勝に進んだことはただの1度もありませんでした。敗因は、両方が攻撃を繰り返すことによりミスを連発し、最後は自滅してしまったからです。せまい心のチームは足し算しかできません。広い心のチームは単純なかけ算だけでなく、累乗の計算が可能なのです。
清水中学校の目指すところは「同じ志しを持った違う個性」の集団なのです。
【校長メッセージ】 2012-09-11 16:37 up!
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