・第45回企画展「生誕100年 成田千空展」開催予定
2021年4月1日(木)~2022年3月21日(月)
成田千空(なりたせんくう・大正10年~平成19年・青森市)は、日本が太平洋戦争に突入した昭和16年、肺結核の療養中に句作をはじめ、中村草田男の「人生と文学を探求する俳句」に強い関心と希望を抱きます。草田男を「学ぶべき文学の師」と定めた千空は、津軽の風土と人間性を作品に打ち出し、独自の俳句文学を模索。俳人協会賞、蛇笏賞、詩歌文学館賞などを受賞し、師・草田男の精神を継承して『萬緑』の代表を務めるなど、俳壇に確かな足跡を残しました。しかし、この俳壇での栄誉に関わらず、千空は東北の小都市・五所川原で俳句を愛しつづけ、86歳で没するまでその人生を貫きました。
本展は、「東北に千空あり」とうたわれた成田千空の俳句の魅力に迫り、その生涯を概観します。併せて、同郷の文人・太宰治、寺山修司、そして、かけがえのない俳人・中村草田男、金子兜太、彼らとの忘れ得ぬ「出会い」についても紹介します。
〈写真提供〉角川文化振興財団
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