展示替え休館のお知らせ
弘前市立郷土文学館では、下記のとおり展示替え休館とさせていただきます。
展示替え休館 令和7年3月22日(土)~3月31日(月)
第49回企画展「生誕90年 寺山修司-放たれた歌」開会予定
令和7年4月1日(火)~令和8年3月21日(土)
昭和29年、寺山修司は「チェホフ祭」で『短歌研究』の「第二回五十首応募作品」特選を受賞、33年には第一歌集『空には本』を上梓、歌壇の寵児となりました。まさしく〈歌は放たれ〉、彼の歌は現代短歌の地平を切り拓きました。寺山に続いて新しい有力歌人が登場し、青森県からもすぐれた歌人が生まれました。
この企画展では、寺山の第一歌集『空には本』に光を当て、改めてその魅力に迫ります。そして、角川短歌賞を受賞した青森県ゆかりの歌人の第一歌集・受賞作品-江流馬三郎(中村雅之)歌集『縦走砂丘』(昭和49年)、梅内美華子歌集『横断歩道(ゼブラ・ゾーン)』(平成6年)、渡邊新月作品「楚樹」(令和5年)をとりあげ、現代に〈放たれた歌〉の魅力を紹介します。さらに、明治・大正期に遡り、新しい短歌に向かう青森県歌壇黎明期の情熱と息吹を概観します。
寺山修司は、昭和10年に弘前市に生まれ、今年が生誕90年にあたります。この節目の年に、寺山によって〈放たれた歌〉の意義を浮き彫りにします。
坂田二郎(明治42年~平成3年)はアメリカのサンフランシスコに生まれ、小学校から旧制高校までを母の郷里・弘前で過ごしました。東京帝国大学を卒業し、新聞連合社(のちの「同盟」「共同」)に入社。記者として社会・政治・外交の第一線で活躍しました。昭和12年に日中戦争が勃発した中国に渡り、17年からはソ連特派員として独ソ戦の死闘と太平洋戦争を観望。27年には欧州移動特派員として戦後モスクワ一番乗りを果たし、スターリン末期のクレムリンを報道しました。その後、NHK解説委員として30年にわたりニュース解説を担当し、国際ジャーナリストとして50年の足跡を残しました。
本展は、坂田のご遺族から近年寄贈された資料を展示し、国際ジャーナリスト・坂田二郎の活躍を概観するものです。
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