暑残暑お見舞い申し上げます。
7日は暦では「立秋」です。二十四節気の一つです。暦の上では秋の始まりとされている日でもあります。季節の移り変わりを意識する時期ではありますが、伊勢崎市では、国内の最高気温を更新する、41.8度を記録しました。群馬県内は7月後半から連続して「熱中症警戒アラート」が発令され、8月に入ってもその傾向は続いています。季節の変わり目を感じるどころか、うだるような暑さにより、節水制限が出される事態になっている地域もあると聞きます。当然農作物などにも影響がでることが予想されるなど、異常な暑さが続いていることに危険さえ感じます。
常とう句的には、「立秋とは名ばかりで・・・」と、実際は暑さがピークを迎える時期となり、朝晩は涼しい風が吹き始め、秋の虫の声が聞こえ始めるなど、わずかながらも涼しさが感じられるようになるのが常です。前回「秋来ぬと
目にはさやかに見えねども・・・」と、目にははっきり見えないけれど、確実に季節が変わる移り目であると記したのですが、8月に入っての暑さは、国内最高記録を連日塗り替えるくらいの尋常ではない、状況が続いています。せめて、言葉の上だけでも、「立秋」という言葉が、どことなく季節の移り変わり感じさせ、周りの風景に、夏とは違った趣が感じられることを願いたいです。
学校は、今週が終わると、1週間近く、日直をおかない日となり、原則職員がいませんので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
13日は「盆の入り」で、16日は「盆明け」です。盆入りでは、夕刻、家の前で迎え火を焚いて、先祖を迎え、盆明けでは、朝に先祖を送り出す送り火を焚くのが昔からの「お盆」の行事でした。現代では、様々な捉え方があり、そうした一般的な行事がどこまで行われているかは分かりませんが、精霊流しや盆踊りなど、先祖供養と結びついた行事は今なお行われています。京都では先祖の霊を送り出す「五山送り火」は有名です。今が有ることの喜びと過去を振り返り、その心の深さを知ることの行事がまさに「お盆」の行事かと思います。そっと自分の胸に手を当て、今を生きている、生かされている喜びをかみしめることは大切なことだと思います。
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