2025年3月 (7)
命の集い
投稿日時 : 14:00
朝の活動の時間に、全校児童で「命の集い」を行いました。この集会は、庄内小に在籍しているときに亡くなった児童や職員の霊を慰め、命の意味や大切さを考えることが目的です。最初に校長が「6才のおよめさん」という絵本を読み聞かせ、話をした後、児童と職員で献花をしました。最後に6年の唯莉さんが「命の集いに思うこと」と題した作文を読みました。命の尊さを感じ1日1日を精一杯生きていくという気持ちが込められていました。
【唯莉さんの作文】
今日は、一年に一度の「命の集い」の日です。これは、庄内小の大切な行事です。
6年生は、朝のボランティア活動で、時々、この慰霊碑の周りの草とりをしてきました。今、ここに立って、慰霊碑をみていると、悲しい気持ちになります。6年生の教室ではメダカを1匹飼っています。また、3年前の夏のサルビア の花も育てています。メダカは、はじめは3匹飼っていましたが2匹は死んでしまいました。小さな命でしたが、みんなで名前をつけて、えさをあげたり話しかけたりしていたので悲しかったです。お墓もつくりました。命は人間だけでなく、動物や植物すべてのものにあることを改めて感じた出来事でした。
さて、庄内小は、毎月1日が“命について考える日”です。ちょうど昨日は東日本大震災の犠牲者に対して、みんなで黙とうしました。私たちは、当たり前のように学校に来て、家に帰れば大好きな家族がいます。でも、それは決して当たり前のことでなないのだと気づかされました。先日の全校朝会では、当たり前の反対は感謝(ありがとう)だと教えていただきました。
今日の命の集いにあたり、二つのことをみんなで誓いたいと思います。一つは、今、命があることに感謝して毎日を精一杯生きること、もう一つは世界で起こっている戦争がなくなり、みんなが平和に暮らせるように、自分ができることをしていくことです。それは、まず、みんなが仲良くすることです。みんなで心を一つにして、亡くなられた人の分まで頑張って生きたいです。これからも、この場所から私たちを見守っていてください。