第52回企画展縄文の美~土器の文様と飾り~
平成25年4月13日(土)~6月16日(日)
縄文土器は世界最古の土器のひとつといわれています。縄文土器と聞いて皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?縄目を飾りとしている土器、火焔土器のような幾何学的な形を想像される方が多いかもしれません。
実は縄文土器の文様は縄文以外の方法によってつけられたものが多くあります。また、装飾は時に、土器としての実用性からかけ離れたものも少なくありません。地域によって文様や装飾に大きな違いがあるのも、縄文土器の特徴といえます。文様は縄文のほか、竹を半分に割って押し付けたものや二枚貝の殻を使って、文様を描いたもの、粘土紐で土器の表面に凹凸を持たせたものなどがあります。装飾は「火焔」だけではなく、「水煙」を表現したものや、蛇、ふくろう、猪、かえるといった動物を模したものがあり、人の顔を装飾したものもみられます。
今回の展示会では富士市内から発見された縄文土器を中心として、特徴的な文様や装飾をもつ県内の土器、山梨県の土器を一同に介し、縄文土器の文様や装飾の特徴を紹介します。
5月 博物館の日 七宝ペンダント作り 勾玉作り
続きを読む>>>