記念講演会のお知らせ
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佐藤紅緑はユゴー(1802-85)、デュマ(1802-70)、ゾラ(1840-1902)など、19世紀フランスの作家を愛読し、ときには翻訳もしました。これらの作家がどのような作品を書いたのかを、フランスの時代状況と関連づけながら解説したうえで、なぜ紅緑が彼らの作品に惹かれたのか考えてみます。また紅緑は外務省嘱託として1923年にヨーロッパを訪問し、パリにも滞在しました。フランスの1920年代は「狂乱の歳月」と呼ばれることもあり、価値観と社会構造が大きく変化した時代です。紅緑が見た、そして感じたであろう当時のパリについてもお話します。
演題:「紅緑が愛したフランス作家たち」
講師:小倉孝誠氏(慶應義塾大学教授)
日時:令和5年8月19日〔土〕 午後2時~午後3時15分
会場:弘前市立観光館 多目的ホール
定員:100名(事前申込制、先着順)