2年(23)2年生 保健体育2年生 保健体育
本日、2年生保健体育の授業では、持久走に取り組みました。「がんばれー!」「ファイト−!」という記録担当の生徒たちの声援が追い風のようになり、他の生徒はグラウンド10週の持久走に挑戦していました。中には、10週目にへとへとになりながらも走り続けようとする仲間を励ますために、伴走者の様にラスト1週を一緒に走る様子もあり、とても暖かいきもちになりました(右の写真)。
この授業では、記録担当の生徒たちが発する声の中に声援だけでなく、「5秒遅れてるよー!」「もう少しペース上げて!」「あと2秒縮めたら〇〇さんに追いつくよ!」「ペース落とした方がいいよ、体力は大丈夫?」という声が何度もあったことに気付きました。つまり、走っている生徒だけでなく、記録を取っている生徒も当事者になり、その生徒が客観的に走っている生徒の課題を見つけ、解決に向けて、走っている生徒にそれを伝えているという姿でした。
学習指導要領における体育分野第2学年の目標の一つに、「運動についての自己の課題を発見し、合理的な解決に向けて思考し判断するとともに、自己や仲間の考えたことを他者に伝える力を養う。」とあります。声援だけの持久走では、忍耐力の向上を目指すだけとなってしまうことも考えられます。(特に運動に苦手意識をもっている生徒にとっては、苦痛な時間となってしまうこともあり得ます。)この授業では、長距離を走ること、または走っている様子を観察することを通して、体の仕組みや状態、到達点までの距離感と体力や気力との調整などを基に「良好な状態を保つために、また心地よく完走するために今何をすべきか」ということを考え、課題を見出し伝え合いながら解決の手立てを講じます。そうすることで、完走後には達成感や心地よさ、仲間同士の人間関係の発展が運動を通して得ることができ、次も運動しようという意欲に繋げていくことができます。
このように、生徒たちには、心と体の健康の保持増進、体力の向上のための方法として運動に親しむことを自ら取入れ、将来も明るく豊かな生活を営んでいくことが期待できると考えます。
【2年】 2024-12-17 15:28 up!
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