2024-07-03
雨が無情にも降り注ぐ中、引き渡し訓練を終えることができました。午後の時間でしたので、仕事を途中抜けて・・・雨が無情にも降り注ぐ中、引き渡し訓練を終えることができました。午後の時間でしたので、仕事を途中抜けて、出ていただけたご家庭もあるかと思います。大変ありがとうございました。しかも雨中の中、足場が悪く、大変恐縮しています。また、区長さん方も参観していただき感謝いたします。「備えあれば憂いなし」ではないですが、行動してみて初めてわかることもたくさんある訓練となりました。起こらないことに越したことはありませんが、新しい記憶では能登半島地震は元日という、家族の団らんをしている最中でした。改めて、自然災害は時や場所を選ばないということを学び取れました。また、東日本大震災では、それぞれが学校、職場、日常の生活の真っ只中での地震でした。こうしたことからも、いざというときの避難場所の確認や家族が離れてしまう場合の連絡の取り方などについて確認しているだけでも違うであろうと、防災士の方のアドバイスももらい、今回事前のアンケートという形で、各家庭にもお願いしました。この機会をきっかけに、意識の上でも備えていただければ幸いです。
今回は地震発生を想定しての訓練でした。実際は、車での迎えなどは厳しいかと思います。学校に登校していれば、生徒の安否の心配は出てきます。その際には生徒のみの帰宅は困難という状況下も当然考えられることでしょう。連絡を受けたが、学校まで来られない、連絡すらもつながらないということも当然想定されます。東日本大震災の際は、それぞれが離ればなれになっていた状況が多かったため、連絡のツールとして携帯電話やメールなどを利用しようとしても、つながりにくい状況が発生していたということを聞きました。日本は、地震、水害、火災、火山、台風などの様々な自然災害等と常に隣り合わせです。そうした中で、最善の策が何かということに正解は見つけにくいのですが、せめて離れていた場合には居場所確認や安全確認さえつけば、次の何らかの手立て、行動を考え、生きていく勇気がわきます。
今回は、まず小さな子どもの不安になる思いを軽減するためにも、寺尾小学校に弟や妹がいる兄、姉は小学校に出向き、弟や妹を安心させてあげるということでの小学校移動でした。学年主任の指示に従い、速やかに移動し、合流し、迎えの親との確認完了後、引き渡しが進められました。一方、中学校は、徒歩、車、集団下校の班に分け、実施しました。いずれも保護者の方の協力もあり、速やかな引き渡しができましたことに、感謝申し上げます。
「備えあれば憂いなし」と昔から言いますが、色々な場面を想定し、意識をもっておくことはとても大切となります。実際有事となれば、思っていてもそのとおりに動ける訳ではないかと思います。ここ数年は、地震を始め、台風での水害などの「50年に一度の災害」などと言われる報道も少なくありません。それだけ昔に比べて極端な傾向が見られることを物語っているのかもしれません。寺尾地区は水害の危険性の高い地域です。決して大丈夫という過信はないかと思いますが、そこで、生活を営み、豊かな自然の中で暮らせている恩恵を感じると同時に、いかなる場合にもリスクが伴うことも想定し、そこに住んでいる私たちが意識して、行動できる備えをしておくことは極めて重要なことと言えます。自分にふりかかった時の気持ちの備えとして、意識していくことが、訓練の意義も高めてくれるはずです。授業風景「材料と加工の技術」水泳の授業日々是好日 No.13