善光寺地震からの生還を記した木札を展示しています<十日町情報館>
166年前の善光寺地震から生還したことを記した木札を十日町情報館で展示します。私たちの祖先が地震の恐ろしさを伝えた貴重な記録です。是非ご覧ください。
■展示期間・場所
期間:平成25年5月6日(月曜日)まで
時間:午前9時から午後7時まで(十日町情報館の開館時間に同じ)
場所:十日町情報館東口(展示ケース内)
※展示場所は、十日町市博物館ではありません。ご注意ください。
■木札発見の経緯
同資料は、市内小谷集落(旧小谷村)の相澤家の土蔵から救出され、平成24年5月に市に寄託されました。大量の古文書ともにあった資料のひとつであり、現在進められている十日町市博物館と十日町市古文書整理ボランティアによる整理作業により、その内容が判明しました。
■木札の概要
・寸法および材質
長さ41cm;幅11cmの薄い柾目の杉板製。
・墨書の内容
木札の両面にわたって、同家の先祖である相澤長右衛門により、善光寺地震に遭遇した経緯が記されたもの。弘化4年3月24日(西暦年月日1847年5月8日)、長右衛門(57歳)、その妻ミイ(47歳)、娘ツネ(21歳)の親子3人が、善光寺御開帳の際に参詣に行ったところ、その夜に善光寺地震に遭遇し、倒壊した宿坊の下敷きになったこと、潰れた宿坊の下から裸で這い出てきたこと、長岡町近郊の溝村の夫婦に綿入を貰ったこと(綿入は後に家宝にした)、火の手が迫る中で僧侶に助けられたことなどが、記されている。
■木札の意義
奇しくも長野県北部地震を機に、善光寺地震から生還した「先人の肉声」ともいえる記録が再び世に出たことは、郷土史的にも学術的にも意義深いものと考えられます。災害が多発する近年、現代に生きる私たちにとっても、災害を乗り越える上でのヒントや教訓になるのではないでしょうか。
(2013年03月27日)
2013年03月27日
・善光寺地震からの生還を記した木札を展示しています<十日町情報館>
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