最新更新日:2013/12/11
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学校の毎日(141)
「今月の」
「今月の」
早くも12月を迎え、今年も残すところ3週間となりました。寒気が入り込み、朝夕の寒さが次第に増していきます。
図書室前の廊下掲示版に「今月の・・」という作品が掲げられています。これは今年度お世話になっている学校図書館運営支援員さんの手によるもので、生徒の皆さんに少しでも本や図書室に関心をもってもらいたいという思いから、掲示していただいています。
今月、12月の異名(別名)を「師走(しわす)」と言い、「春待月・極月」とも呼ばれます。12月は二十四節気でいう山々に雪が降り、本格的な冬景色になり、池も凍り始めるころとなる「大雪(7日ごろ)」、一年で一番昼の短い日、この日をさかいに、日脚が伸び始めるころとなる「冬至(22日ごろ)」を迎えます。
掲示作品の中に、「今月のきり絵」として「矢雪」が取り上げられていました。
台風が来ては去り、晴れたかと思えば急な雨。あかや黄色に色付いた木々もアッという間に雨に流されて、どこか落ち着かない今年の秋でした。
立冬を過ぎ、初雪の便りが聞かれるようになりました。雪は冬を厳しくしますが、一方で古より豊作の兆しとも考えられてきました。
江戸時代、この雪の結晶模様が江戸の人々の間で流行。着物や手ぬぐいの柄、お菓子などに使われたそうです。
そういえば、「淡雪かん」というお菓子があったような・・・。
また、「12月の人」として、明治の文豪夏目漱石が紹介されていました。
夏目漱石は1867年、東京に生まれました。東京帝国大学卒業後、愛媛県の松山中学校で英語の教師を務めます。小説「坊っちゃん」はこの時の体験をもとにしています。35歳でイギリスに留学。帰国後、作家を志します。50歳で亡くなるまでの11年間に「吾輩は猫である」「こころ」「三四郎」「草枕」「夢十夜」など、多数の作品を残します。
とありました。皆さんもぜひ図書室に来て、たくさん本を読んでください。
【学校の毎日】 2013-12-11 09:40 up!
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