2024年11月25日性のあり方、自分らしさを考える ~ひびきあい活動~性のあり方、自分らしさを考える ~ひびきあい活動~2024/11/25
22日に、一般社団法人ELLYの代表理事 山口颯一様にお越しいただき、人権について考える「ひびきあい活動」を実施しました。後期生徒会執行部のメンバーが進めました。人権課題には、性自認や性的指向があります。性について考える中で、誰もが過ごしやすい環境をつくるためにはどうするとよいかを考えました。
生徒もよく知るアニメのキャラクターの性別は?という質問に、生徒たちも改めて「どっち?」知っていることを手掛かりに、仲間とも相談しながら考えました。「男の子?」「女の子?」の次には、「わからない」の選択肢も。日本では性別というと男性か女性かの2つしかありませんが、アメリカのSNSの登録画面では58種類もあると聞いて、生徒たちはびっくりしていました。
また、写真を見て、その人の性別、性的指向を考えましたが、見た目ではわからないことを実感していました。山口さん自身の生き方も紹介していただきました。好きなものを避けて、死も考えるような状況を救ってくれた、「山口は山口だから」という仲間の言葉。自分の個性を強みにして、今は明るく自信にあふれる山口さんのお話に、生徒たちは聞き入っていました。
LGBTという言葉は、ここ最近よく聞かれるようになりましたが、改めてその意味や表すことを説明していただきました。約11人に1人がLGBTと聞くと、生徒たちは大変驚いていました。左利きやAB型の人の割合とほぼ同じだそうです。身近なところにもこうした人たちがいることを改めて実感していました。
また、「SOGI」という言葉も教えていただきました。性自認と性的指向の頭文字をとったもので、人によってさまざまで、人の数だけ性のあり方があると山口さんはおっしゃっていました。自分と違う性自認や性的指向の人は、当たり前に存在すること、そのことで悩む人もいれば悩まない人もいること、もしこうしたことで相談を受けたら、否定せずにできることがあれば支えになれるとよいと伝えていらっしゃいました。
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