心と心がふれ合う平和への道:辻清司さんによる被爆体験講演会
人権週間の取り組み:全学年で考える差別と多様性
心と心がふれ合う平和への道:辻清司さんによる被爆体験講演会
12月6日(金)の5限目に行われた人権講演会では、広島から公益財団法人広島平和文化センターの被爆体験伝承者である辻清司さんをお迎えしました。
辻さんは、被爆者から受け継いだ貴重な被爆体験や平和への強い思いを語り、戦時下の人々の暮らし、原爆被害の概要、そして原爆が人体に与えた影響など、被爆の実相について詳しくお話しされました。また、被爆体験伝承者としての使命感と、平和への深い願いも伝えてくださいました。
特に印象的だったのは、当時の中学3年生が戦争に出陣し、中学1年生や2年生が軍服の縫製やプロペラの研磨、さらには町の混み合った家を壊して類焼を防ぐ作業に従事していたという話です。現代の生徒たちにとっては想像もつかないような時代背景が浮き彫りにされました。
辻さんは最後に、「平和とは心と心がふれ合うことです。周りの人を大切にすることが平和につながります」と力強く語りかけ、講演を締めくくりました。この言葉は、私たち一人ひとりが日常生活の中で実践できる平和の第一歩であることを教えてくれました。
講演の後、勢和小学校の6年生も交えて30グループに分かれて、講演の内容について感想を言い合い、考えを共有しました。
この講演を通じて、平和の大切さとその実現に向けた具体的な行動について深く考える機会を得ることができました。
【授業】 2024-12-06 16:24 up!
人権週間の取り組み:全学年で考える差別と多様性
12月6日(金)、4限目に全学年で人権授業参観が行われました。
1年生は「ちがいのちがい」というテーマで、グループに分かれて1〜9番までの人権的におかしいと思う事例について話し合いました。お互いの意見に耳を傾け、違いを尊重する大切さを学びました。
2年生は「ジェンダー教育」をテーマに、性的マイノリティーに関する動画を視聴しました。動画を通じて、多様な性のあり方について考え、理解を深める機会となりました。
3年生は「全国統一応募用紙」について学びました。これを通じて、応募用紙における個人情報の取り扱いや、差別のない社会を目指すための取り組みについて考えました。
人権週間は毎年12月4日から12月10日までの1週間です。この期間を通じて、人権について深く考える機会としました。人権はすべての人にとって重要なテーマであり、日常生活の中でその意識を高めることが大切だと考えます。
【授業】 2024-12-06 13:13 up!