2012年02月05日
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企画展「無二の虫友 磐瀬太郎と田淵行男~チョウを慈しみ、究める~」
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企画展「無二の虫友 磐瀬太郎と田淵行男~チョウを慈しみ、究める~」
写真/日本鱗翅学会会長時代の磐瀬太郎
会期 平成24年2月28日(火)~4月22日(日)
会場 田淵行男記念館地階展示室
田淵行男(1905~1989)が、1945(昭和20)年の疎開を機に安曇野に移住した後、ヒメギフチョウや高山蝶の生態研究の成果を本にまとめるにあたって、相談にのり、助言を与え、世界に知らしめるために尽力したのが、戦後の日本産蝶類の生活史解明の指導的役割を担っていた磐瀬太郎(1906~1970)でした。
磐瀬と田淵は年齢が1歳違いとほぼ同世代で、1950(昭和25)年前後に出会ってから1970(昭和45)年に磐瀬が他界するまでの約20年間、親交を深めてゆきました。
田淵は、「私にとって蝶に関する限り、何よりも頼りになるコンサルタントであった。磐瀬さんの存在は心の拠り所として、大きな支えになっていた。」と語っています。また磐瀬は田淵を「無二の虫友」と語り、「田淵さんの研究成果発表はたゆむことがない。みなオリジナルのかおりの高いもので、虫への愛着がにじみでている。」と記しています。
蝶の生活史解明に並々ならぬ情熱を傾け、強い信頼関係に結ばれていた2人が遺した蝶学界での業績は、他の多くの蝶類研究者に今なお大きな影響を与え続けています。今回の企画展では2人の横顔と交流の一端をご紹介します。
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