2013.2.8 来週の行事予定
14日(木) 専門委員会・委員長会
15日(金) 新入生体験入学・部活動見学
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2月6日(水) またまた感動 映画(15才 学校?)の旅
「僕は冒険の旅に出ます。」と置き手紙をして家出をした少年がいます。山田洋次監督の映画「学校?」の主人公の大介君です。
大介君は、不登校の道を選んでいる中学3年生です。ある日彼は、家族に行き先も告げずに、お金もわずかしか持たないで、家を飛び出しました。この行為はかなり危険ですが、鹿児島県屋久島にある縄文杉という7000年も行き続けている木の幹にさわったら元気がもらえると思って、ヒッチハイクの旅に出たのです。決まりきった日々の生活の意味がわからなくなったり、飽きたりして「どこか遠くに行きたいなあ」という憧れを抱く経験は誰もが持っているのではないでしょうか。大介君もそんな気持ちから飛び出したと思います。道中、いろいろなことがありますが、大介君は屋久島にたどりつき、憧れの縄文杉と出会うことができました。そして、「やったー俺はやった。」と声をあげ、達成感で心を満たします。
大介君は当初の目的を果たしましたが、旅では目的を達成することや目的地へ到着することだけが大事なわけではありません。旅で出会った人々との交流、それまで自分が生活してきたのとは違った社会との出逢い、厳しい自然とのふれあいなど、旅の過程ではさまざまな体験があります。そのことが目的の達成よりも貴重なような気がします。
大介君は旅の途中ですみれさんという長距離ドライバーの運転するトラックに乗せてもらいます。そして、彼女の家に泊めてもらいます。そこでかの女の息子の登君と友達になり、二人は心を通わせて語り合うようになりました。真知子お姉さんからは「学校に行く行かないは君の自由だけれど、人間は一人前にならなくてはいけないのよ。」と諭されます。大介君はこの後数ヶ月して登校することになります。勇気や自信とまではいかなくても、何かを得て、新たな意欲を持って日常に戻れるのも旅のメリットかもしれません。 そうであるならば、旅という形をとらなくても高森中学校という社会そのものも旅と言えるかもしれません。たくさんの人々とのふれあいの中で、行動や考えの違いを受け止め、よく観察し「なぜ どうして」と考える事ができます。しかし、異なる価値観や人生観の違いを認めることが難しいときがあります。プラス思考、感謝の念を抱きながら、高森中学校での生活・旅で自分も成長していかなければと反省すること、しばしばです。
1年部 佐藤みどり
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