9月28日(金)
テーマ:「差別意識に気づく瞬間 〜ルビ(ふりがな)をふること〜」
久しぶりのブログです。昨日、高森町人権教育講演会で中川秀喜先生が講演されました。先生は、部落差別をはじめとするあらゆる差別をなくすために活動され、今回の講演会も8回目を迎えました。演題は「部落問題てなんや?パート8 〜人が差別意識に気づく瞬間〜」です。
秀喜先生の話を聞くと自分自身の生き様を問い直されると同時にとても元気が出てきます。差別の問題が、自分自身の生き方ととても深いつながりがあることに気づかされます。
現在私は、担任はしていませんが、学級通信にはある時から、ルビを振るようになりました。それは当時の私にとって衝撃的な出会いでした。
担任していた生徒の母親が様々な差別によって文字の読み書きを奪われていたのです。中学校入学時には、提出する様々な書類があります。その書類に書いてある意味がわからずに、とても苦労しながら作成されていました。識字率が99%以上とされている日本で、現実に直面した瞬間でした。
また、同時にある研修会で話された「書いてある文章にルビをふるのは識字社会(文字の読み書きでコミュニケーションをとっている社会)の責任だ。」ということばを思い出しました。文字の読み書きができ、文字やことばでコミュニケーションをとるのが当たり前だった私にとってとてもショックなことばでした。差別するつもりは無くても差別する側に立っていると自覚させられた瞬間でもありました。
ある時「先生は、何で学級通信にふりがなをわざわざふるとね?私たち(保護者)をバカにしてるの?」と言われたこともありました。そんな時、この母親との出会いを話します。すると「そうなの」「なるほど」と理解をされます。
知らないことが差別につながる。学ぶことで、見方が変わる。
文責 ?田
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