2024/09/30
『海底から見える わたしたちのくらしと海』~家庭教育学級~
9月27日、授業参観・家庭教育学級・ミニ集会を行いました。
今回の授業参観では、全学年が道徳の授業を展開しました。各教室では、「ルールがないとどうなるの?」「自分の心の中の善と悪とは」などのテーマに沿って
、子供たちが真剣に考え話し合う姿が見られました。
家庭教育学級では、日本海洋事業「しんかい6500」のパイロット、大西琢磨さんを講師にお迎えし、『海底から見える 私たちのくらしと海』をテーマにご講演をいただきました。「しんかい6500」は、水深6500mまでの潜水を実現した世界有数の有人潜水船です。大西さんは、パイロットとして、深海生物調査、地震調査、資源に関する調査等、様々な調査活動を行っています。貴重な資料映像を見ながら聞く大西さんのお話は大変興味深く、子供たちはあっというまに深海の魅力に引き込まれていました。深海では幻想的な美しい光を放つ発光生物がたくさん見られることや、深海で出会う生物は、ほとんどが新種であることに驚きの声があがりました。お話の後半では、環境問題について学びました。深海の海底に沈むバケツや洗濯機、無数のクラゲのようにゆらゆらと浮かぶビニール袋の映像は、大変ショッキングなものでした。さらに「2050年には、プラスチックごみの量は、魚の量を超えると言われています」という話を聞き、私たちが環境問題に真剣に向き合い、行動することが重要であること、そのために何ができるか一人一人が考えることが大切であると強く感じました。お忙しい中、このような貴重な学びの機会をいただきました大西さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
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