避難訓練<その2>
今回は、「避難訓練」の<反省>と同時に、“危機管理意識”を刺激するための<スキルタイム>も設けられました。
それぞれの教室から廊下に、学級担任の熱い声が響いてきます。
“自分の命は、まず自分で守ろう”……学年の発達段階に応じて、分かりやすい具体例を挙げながら熱弁を振るう先生方に、子どもたちはぐいぐい引き込まれているようでした。
そして、生徒指導部が用意したプリントを使って、子どもたちの意識に問いかける時間が始まりました。全学年への共通発問は、「避難する時に気をつけること」です。これは、<お・か・し・も>の約束を再確認させることがねらいでした。
そのほか、高学年に向けては、「先生がその場にいない時の避難の仕方」も投げ掛けられました。
耳からだけの情報ではなく、“書く”という活動を入れることで、子どもたちは、より自分に引きつけて考えることができたようです。―今日の「避難訓練」も、きっと、子どもたちの“危機管理意識”を高めることにつながったことと思います。
避難訓練<その1>
「地震が起きています。すぐに机の下にもぐって、頭を守りましょう。机の脚を押さえて、倒れないようにしましょう。」
―午前11時20分、訓練放送が入りました。子どもたちは一斉に机の下にもぐり込みました。
スピーカーからは、地鳴りの音が響いてきます。そして時折、ガラスが割れる音も混じります。子どもたちは約3分間、机の下で、地震が治まるのをじっと待ち続けていました。
放送の指示を受けて机の下から出てきた子どもたちは、ほっとしたような顔をしながら椅子に腰を落ち着けました。
そして、校長からの話に耳を傾けます。「地震」の恐ろしさ、「命を守る」ことの大切さ、この時期に「避難訓練」が実施される訳……子どもたちは、最後まで真剣に聞き入っていました。
避難訓練<その2>
避難訓練<その1>
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