2014/11/25(火)
避難訓練 2
第二次避難で集まった運動場では、防災教育担当の教員が、子どもたちに“地震”の恐ろしさを再認識させる場を設けました。
三島市教育研究会発行の「小学校郷土読本みしま」の別冊版・『三島を襲った災害』という冊子を使い、昭和5年に起こった<北伊豆地震>についてのお話をしたのです。この三島でも「震度6」の揺れを観測するような大地震が起こっていたという事実は、子どもたちを驚かせたようです。いつ起きるか分からない“地震”をより強く実感させることは、「防災意識」を高める刺激となりました。
教室に戻ってからは、各クラスで、訓練での自分を振り返らせると同時に、「防災スキル」を実施しました。
生徒指導部が用意したプリントは、低学年向けのものと中・高学年向けのものに分かれており、どちらも「様々な場所で大きな揺れを感じた時、どう対処するか」を問うものでした。「道を歩いている時」・「エレベーターに乗っている時」・「海の近くにいる時」……子どもたちは<自分の命を自分で守る>ために、その時何が起こり、どのような危険性があるのかを一生懸命考えていました。
担任の先生方は、自分の体験や知識を生かし、黒板に絵を描きながら、子どもたちに丁寧に指導していました。それを聞く子どもたちの真剣な顔に、この訓練の価値を感じさせられました。
避難訓練 2
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