2025/08/04 10:08 更新読書数珠つなぎ 「豊臣 秀吉」(8月4日・月曜日)玉造盆踊り大会 その3(8月3日・日曜日)読書数珠つなぎ 「豊臣 秀吉」(8月4日・月曜日)
「大阪城つくったん誰か知ってる?」という質問に得意気に「豊臣秀吉」と答えると、「ちがう、大工さんや」というやりとりを大阪に住んでいれば一度は経験したことがあるのではないでしょうか。今日は、そんな豊臣秀吉について紹介します。
現在までの日本の歴史において、豊臣秀吉ほど出世した人はいないと言われています。そんな豊臣秀吉について本を図書室で探してみると、たくさんの本が見つかります。それぞれの本で秀吉の描かれ方は微妙に違いますが、どの本でも秀吉は、持ち前の機転を利かせて、様々な困難を乗り越えていきます。同じテーマの本を比較して読むのも読書の面白さの一つですね。石段を上るようにどんどん出世して、やがて天下統一を果たすまでの秀吉の人生は、どの本でもとても痛快に描かれています。
ちなみに現在の大阪城の石垣は、秀吉時代のものではなく、大阪の陣で豊臣家が滅亡した後、江戸時代に改修されたものです。江戸時代の改修は、全国の大名の力によって行われました。また、現在の天守閣は戦後、大阪市民の寄付により、江戸時代の天守台跡に秀吉時代の天守閣を模して建てられました。つまり、冒頭の質問「大阪城つくったん誰か知ってる?」の答えは「全国の大名と大阪市民」といえるかもしれません。
現在の玉造小学校は、豊臣・徳川期の大阪城内の三の丸に位置します。とてもノスタルジックですね。また、豊臣秀吉のころは「大坂」と表記していましたが、この「坂」の字は、明治時代に「阪」に変更されました。諸説ありますが、「士」が「反する」、武士が叛くのは縁起が悪いということから「阪」変更されたといわれています。
【今日の出来事】 2025-08-04 10:08 up!
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