【予告】菱田春草常設展示 面白味を求めてー春草の装飾表現ー
菱田春草常設展示 第41期
面白味を求めて
―春草の装飾表現―
2023年3月18日(土)〜4月16日(日)
今期の展示では、春草の装飾表現に焦点を当てます。晩年の春草は《落葉》屏風を描くに際して「距離」の法則と「画の面白味」のバランスに苦心したと述べています。距離つまり写実性と、面白味つまり装飾性。このふたつの要素は、《黒き猫》において見事な調和を果たしました。琳派に範を取った装飾美と、西洋美術に倣った精緻な写実表現が織りなす、春草晩年の花鳥画の世界をお楽しみください。
菱田春草《春秋》
明治43年 飯田市美術博物館蔵
人文トピック展示「りんご並木と田中芳男ー「りんごの町飯田」誕生ー」
りんご並木と田中芳男
―「りんごの町飯田」誕生―
会期:2023年3月15日(水)〜2023年6月4日(日)
昭和28年(1953)11月、飯田大火の再開発で造られた分離帯にりんごの苗木が37本植えられました。がれきで覆われた地面を掘り起こす作業でした。飯田東中学校の生徒たちによる「りんご並木」の誕生です。そこには「真っ赤なりんごが、太陽の光を受けて輝いているような町にしたい」というりんごに託した町づくりの夢がありました。
今年はりんご並木誕生から70年目の年。子供たちの夢は、「りんごの町飯田」という実を結びました。
飯田は、りんごと深い関わりをもつ人物の故郷でもあります。りんごの改良と普及に大きな功績を残し、また「博物館の父」とも呼ばれる田中芳男です。りんご並木と田中芳男を、りんごを視点に紹介します。
飯田市美術博物館の2月の行事をまとめた「びはくにゅーす2月号」ができました! 下記をクリックしてご覧ください。
びはくにゅーす23-2月号(2022.1.17改訂版)
2023年1月14日2023年2月14日