幕末・明治の富士・沼津・三島 ―富士・沼津・三島3市博物館共同企画展―
平成30年7月28日(土)~10月21日(日)
ペリー来航にはじまった幕末の動乱は、武士も町人も百姓もさまざまな形で巻き込んでいきました。特に東海道沿い・駿河湾沿岸である富士・沼津・三島には、たくさんの人がさまざまな目的で行き交いました。ある人は国書を携えて通商をもとめて、ある人は長州征伐の総大将として、ある人は朝敵となった徳川氏を攻めるために、この地に至るのでした。歴史の表舞台で活躍した人物に翻弄されながらも、この地域の人びとはこの動乱の時代を生き抜きました。
そして明治時代を迎えると、富士・沼津・三島の人びとが地域の近代化のために活躍するようになります。諸外国との交易に対応した産業、原材料や製品を運ぶための交通網の整備、地域の将来を担う人材育成のための教育。自らの才覚を地域の発展のために発揮する時代となりました。その成果がいまの富士・沼津・三島をかたち作るのでした。
富士・沼津・三島三市博物館連絡協議会では、三市の博物館が連携して企画展示を開催します。平成30年度は明治維新150周年を記念して、幕末から明治期にかけての富士・沼津・三島のようすをご紹介します。富士会場では、いまの「産業のまち 富士」をかたち作った製紙業をはじめとした諸産業が、幕末・明治期にどのように近代化していったのかを中心に紹介します。
富士の型染体験
平成30年8月4日(土)
富士に根ざした伝統工芸に、より多くのみなさまに親しんでもらうため、富士の型染体験を開催します。あらかじめ型をほどこした素材に色を差す“染め”の工程が中心ですので、大人だけでなく、お子さまにも楽しんでいただける内容となっています。夏休みの思い出に、ご家族やお友達と富士の型染に挑戦してみませんか。