給食室から こんにちは!(10月19日)
10月19日(金) 今日の献立 〜食育の日・京都の味を味わおう〜
「ごはん 牛乳 にしんなす 西京みそあえ かしわのすき焼き煮」
今月の「もぐもぐジョッピーと行く日本全国味めぐり」は京都府でした。京都は海から離れているため、干した魚や塩漬けの魚を使って調理をしていました。身欠きにしんは江戸時代から明治にかけて、北海道から船で運ばれ、甘辛く煮たにしんは「おばんざい」として食べられていました。今日はなすと合わせた「にしんなす」にしました。あえものは甘口の「西京みそ」を使って、ほうれん草ともやし、にんじんをあえました。また、関西地方では鶏肉のことを「かしわ」といいます。すきやきというと牛肉のイメージがありますが、京都は日本で1番鶏肉の消費量が多く、すき焼き煮も代表的な鶏料理のひとつだそうです。
今日のにしんなすは、給食では初登場の献立でした。「どうやって煮たら、崩れずに味を浸み込ませることができるか」、「どんな味に仕上げたら、喜んで食べてもらえるか」と調理員さんと話し合いました。その結果、?にしんは1度ゆでこぼし、少し濃いめの味付けで煮る。?にしんをいったん取り出し、煮汁を薄めてなすを煮る。?火を止めてなすに味を含ませる。?にしんを戻して、もう1度加熱する。という方法にしました。にしんもなすも味がしみておいしくできたのですが、にしんの小骨がやや気になりました。生徒も初めての味に少し戸惑っていたようです。ちなみに、1年5組でにしんを今までに食べたことがある生徒は35人中9人でした。
今日は「かしわのすき焼き煮」も初めて作るメニューでした。すき焼きの要領で、半量の調味液の中に、鶏肉とつきこんを入れて煮た後、たまねぎ、たけのこ、白菜の茎の部分、葉の部分を入れて混ぜました。汁が少なく材料を多いため、調理員さんはかき混ぜるのが大変でした。その後、だんだんと野菜から汁が出てきました。残りの調味料と豆腐、麩、長ねぎ、水菜を入れて仕上げました。
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