最新更新日:2012/04/17
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校長室から(2)
リーフレット(1)
リーフレット
「3分のための87分がある。」=「校長室だより」から=
リーフレット
今年度のリーフレットです。HPへの掲載が遅くなりましたが4月5日の入学式の際に保護者の方や来賓の方々にお渡したものです。これで全てを表せているとは思いませんが、現在の基本的な学校経営に関わる部分であると考えています。画像は縮小されています。拡大されたリーフレットは画面右の「学校紹介パンフレット」にPDF版で入れてありますのでご覧ください。
【リーフレット】 2012-04-17 12:29 up!
「3分のための87分がある。」=「校長室だより」から=
「なでしこジャパン」で有名になった川澄奈穂美選手。INAC神戸レオネッサに所属する女子プロサッカー選手です。童顔で背丈もそれほど大きくないことからか、可愛さが前に出てメディアでよく取り上げられています。先日、その川澄選手を取り上げている番組をたまたま視聴しました。
番組を通して、川澄選手が大変サッカーが好きであり、すごく努力していることが良く伝わってきました。大学時代までは正選手ではなく補充の扱いだったそうです。でもサッカーが好きで続けたと言います。大怪我もしたそうです。怪我で簡単に練習を休む選手に対して、好きなサッカーを諦めずに練習に明け暮れてきた自分自身に照らして「本当にサッカー好きなの? 好きじゃないんじゃない?」と思うことが良くあると言います。そんな川澄選手には欠かさないトレーニングがあります。それは走っても疲れないように体幹を鍛えるトレーニングです。その理由は「ゲーム中にボールに触れるのは3分間。残りの87分をどのように使うかを考えて走る」からだそうです。
野球でも一つのポジションにボールが飛んでくるのはそう多くありません。9回のイニングで3人ずつがバッターボックスに立ち、27人の打撃が繰り返されます。野手は全員で9人なので野手一人当たりに飛んでくるボールの機会、守備機会は平均3回です。ボールが飛んできて守るおよそ3回の守備機会の為に、どれだけの練習を日夜問わず野球選手は繰り返していることでしょう。川澄選手はサッカーでは1試合の90分に3分程度しかボールに触る機会はないと言っています。その3分しかないチャンスを最高の状態でプレーし、得点に結び付けることを頭で考えながらピッチを走りまわっていると言います。3分の残り87分を一人の個人としてまたチームとして最高の常態に保つことを考えていることが重要であるというのです。87分を走りまわれる体力がないとわずかの3分で最高のパフォーマンスはできません。だから体幹を鍛えるトレーニングに積極的に取り組んでいるのです。 氷山の一角という言葉があります。私たちは選手の派手なパフォーマンスに目を奪われがちです。そのパフォーマンスに憧れたりマネをしたりしますが、その裏側にある選手の並大抵でない苦労、努力にも目を向けなければなりません。水面下にある氷の大きさが氷山の一角を支えている事に思いを至らすことが大事です。
新学期がはじまりました。生徒一人ひとりの夢はサッカー試合の3分であり、氷山の一角です。年間5回定期テスト、年間3回の公式戦も「3分」であり、氷山の一角です。その「3分」を支える「87分」や水面下の氷が毎日の皆の生活のあり方、過ごし方です。みんな一人ひとりは毎日をどのように考え、どのように過ごしているのでしょうか?3分のための87分を自分自身に照らして振り返ってみてください。
【校長室から】 2012-04-17 09:35 up!
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