「心の時間」の長さは自分が決める(修了式式辞抜粋)
今日は,令和四年度の一年間の終わりの日です。学級の代表の人に渡した修了証書は、皆さん一人一人が今の学年での学びを終えたことを証明するものです。(中略)
さて,みなさん,この一年間は長く感じましたか?短く感じましたか?
時間は,世界中,どんな人にも平等に同じ長さが与えられています。これを「時計の時間」といいます。けれども,夢中になって何か楽しいことをしている時は,時間が短く感じ,気持ちが乗らない時には,時間が長く感じられるものです。これを「心の時間」といいます。この一年間を短いと感じた人は,集中できることや楽しいことがたくさんあった証拠です。先生達も,この一年間,皆さんが熱中できる,集中できる,そして楽しく過ごせる時間をたくさん提供できるようにとアイディアを出し合って努力してきました。そのアイディアを考える時間はとても楽しい時間でした。なぜなら,みなさんの笑顔や真剣な表情,喜ぶ姿,成長した姿がたくさん見られることが予想できるからです。
しかし,この楽しみは先生達だけの特権ではありません。皆さん自身も創り出すことができるものです。学校は先生とみなさんが一緒に創っていくものなのです。今年一年間で鍛えた,「お互いのことを知り,思いやりのある言葉を使うこと」や,「失敗をおそれず,チャレンジすること」や「自分を知って,自分らしさを見つけること」を続けていけば,必ず実現することなのです。これは栗北宣言そのものです。今年一年間のみなさんの頑張りに拍手を贈りつつ,来年の活躍を期待してエールを送りたいと思います。
栗原北小学校の児童のみなさんの創造的な活動を心から応援しています。来年も先生達と一緒に,「心の時間」が短く感じられる楽しい学校生活を作っていきましょう。
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