2025年5月 (16)
みどりっこの発案で
投稿日時 : 05/16
「5校時、お時間ありますか」とある先生から声を掛けられました。「何かありますか」「実は、6年生が【みんなでもっと仲良くなろう会】みたいなものをするのです。子どもの発案なんです」というのです。
どういうことかを詳しく聞いてみると、先日、担任に「私たちに時間をくれませんか。」と言って2名のみどりっこが真剣な表情で交渉に来たそうです。「自分たちの学年を、もっともっと仲良くなるように自分たちの手でしていきたいんです」「修学旅行もあるし、自分たちの学年の絆をもっともっと強くしていきたいんです」と言ってきたというのです。交渉に来たというみどりっこの名前を聞いて、またまたびっくり。〇〇さんと〇〇さん、エッ!どちらかというと大人しいイメージだけど・・・。
「〇〇さんと〇〇さんが自分たちで考えて、今日の会を運営してくれると言っています。すごいでしょ。まさしく校長先生がいつも目指しておられる【自立】の姿に通じるものがあると思います。ぜひ、校長先生も時間があったら見に来てやってほしいんです」と力説してきました。
5校時、のぞきにいくと・・・。あるクラスが柔らかい雰囲気で待っていました。「隣のクラスを待っているんです」
やがて、全員が揃って【みんなでもっと仲良くなろう会】が始まりました。なるほど、〇〇さんと〇〇さんが一生懸命、この企画を考え、準備してきたことが伝わってきました。自分たちでゲームを考え、うまくいくようにパワーポイントまで作成してきていました。
6年生のみどりっこたちは、大盛り上がり。グループになったりしながら、全員でこの時間を全力で楽しもうとしていました。
偶然、緑台小学校サポーター(昨年度までのPTA)としての作業をされていた保護者の皆様も担任に声をかけられたようで、そっとのぞきに来られていました。
ゲームが終了して再度整列した時、なんと「6年生全員に」という手作りのお土産まで用意していました。持ち帰る袋も配っていました。折り紙で折った魚や可愛らしい飾り、4月に学年全員で撮影した写真をコピーしたもの等、心温まる作品ばかりです。友達からプレゼントされた6年生たちは、とっても幸せそうでした。
みどりっこの発案で実施した【みんなでもっと仲良くなろう会】、大成功です。
子ども同士、担任と子どもの絆がさらに深まったように感じます。何よりも、それぞれのみどりっこの「自立」にもつながっていっていることが嬉しいです。よく成長してきました。