飛騨神岡祭
伝統から現代へ、受け継がれる岐阜和傘の魅力
美濃和紙や良質な竹が手に入りやすい場所であったことから、岐阜市では江戸時代から和傘の生産が受け継がれていました。昭和20年代の最盛期には年間1千万本以上を生産。洋傘の流通や、後継者不足などによって衰退していきましたが、令和4年3月に国の伝統的工芸品に指定されるなど、再びその魅力に注目が集まっています。伝統を受け継ぎながら現代の生活に合う新しい和傘を生み出す和傘職人の河合幹子さんに話を聞きました。
訪れた人:河合幹子さん
和傘ブランド「仐日和」代表。(一社)岐阜和傘協会監事。広告代理店や税理士事務所で勤務した後、27歳の時、叔父で老舗和傘問屋「坂井田永吉店」の店主からと誘われ、和傘職人の道へ。
東濃ひのきの「恵みの森」見て触れて体験
細かく刻まれた年輪の中央は淡いピンク色に染まり、その香りの高さが際立つ銘木「東濃ひのき」。中津川市の最北部にある加子母(かしも)地域で育つヒノキは、東濃ひのきの中でも特に質の高さが認められています。地域内にある国有林「木曽ヒノキ備林」には樹齢300~400年の天然ヒノキが数多く残り、ここから伊勢神宮の式年遷宮に使われる御用材が伐られています。
大切に受け継がれてきた自然の恵み。これを守り、森林組合の活動を通して魅力を発信する安江愛子さんに、お話をうかがいました。
訪ねた人:安江愛子さん
加子母で生まれ育つ。県外で就職したのち故郷に戻り、加子母森林組合でPR事業を担当する。祖父は刷毛の木柄を作る工場を営んでおり、子どものころから木に親しんでいた。
舞台と観客一体、伝承の地歌舞伎の楽しみ方
全国最多の30を超える地歌舞伎の保存会がある岐阜県。地歌舞伎の復興に貢献した小栗克介さんを父にもつ美濃歌舞伎博物館相生座(瑞浪市日吉町)館長の幸江さん。父の想いを継ぎ、県内各地で地歌舞伎の復興に尽力しています。
江戸時代、山間部に暮らす庶民にとって唯一の娯楽であった地歌舞伎は、役者と観客の一体感が独特の魅力。芝居小屋を訪ね、庶民の歴史を感じる旅を体験しました。
訪ねた人:小栗幸江さん
美濃歌舞伎博物館相生座館長。芝居好きの父親の影響もあり、役者はもちろん、三味線・語り、化粧・着付など、地歌舞伎に必要な知識を習得し、次世代の育成や県内外の保存会活動を支援している。
苗木城跡
巨岩を抱え込んだ石垣と展望台からの大パノラマ
令和6年度 岐阜県ならではの産業と連携した滞在コンテンツ造成・流通環境整備事業 業務委託 プロポーザル募集
2024.04.23
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